上海博物館・青銅器展
上海博物館・青銅器展@2008年
2008年11月に中国上海、人民広場の側にある上海博物館の青銅器展へ行った時の写真と動画を掲載してます。 青銅器展は常設コーナーで、修学旅行の学生さんも来ていましたね。
夏王朝・周代辺りの展示が多かったです。あと、このホームページの青銅器の年代や名前、説明は、メモで写真撮影していたのをそのまま記載してます。
※使用しているデジタルカメラはRicoh リコーのR10です。途中電池切れでiPhone 3Gを使用してます。
西周~春秋頃の青銅製の釣鐘類の展示
西周晩期の青銅製の釣鐘。名前を写真に撮るの忘れたので名称不明・・ 釣鐘の紋様部分の拡大。獣面紋の鐘っぽい
西周晩期(紀元前9世紀初期~前771年)の龍紋鐘という青銅製の鐘。今の鐘は出っ張りが丸いけどこの時代は刺々しい
西周晩期の青銅製の釣鐘の展示。出っ張りが特徴的。音響効果があるのかな? こちらは梁其(金偏に中という字)という鐘
西周晩期の梁其(金偏に中という字)という鐘の文言部分と紋様部分の拡大写真。紋様は龍っぽいですね
こちらも西周晩期の梁其(金偏に中という字)という青銅製の鐘。陜西省の法門寺任村で出土した鐘だそうです
上の梁其(金偏に中という字)という鐘の文言が書かれている部分と文言部分の拡大写真。漢字と言うより象形文字w
西周末期~春秋初期の鎛(はく)と呼ばれる鐘の展示。鎛(はく)は装飾性が強いですね
西周末期(紀元前9世紀前半~前771年)の四虎鎛(はく)と呼ばれる青銅製の鐘。虎というかカメレオンっぽいw
春秋初期(紀元前770年~7世紀後期)の秦公鎛(はく)と呼ばれる青銅製の鐘。大き目の装飾が特徴的
秦公鎛(はく)と呼ばれる青銅製の鐘の紋様と装飾部分の拡大写真。劣化してるけど細かい紋様が確認出来る
西周後期の大小様々な青銅製の鐘の展示。保存状態は刻印されている文字が読める程度には保たれてる
西周歴王(紀元前9世紀中期)の晋侯(魚偏に木)(金偏に中)という青銅製の鐘と文言の拡大写真
その他、春秋戦国時代の青銅器の展示
ここからは春秋中期~春秋戦国時代の青銅器の展示です こちらは上海博物館の青銅器展内の様子
春秋戦国初期(紀元前475年~前4世紀中期)の鼎類の展示 右は蟠龍紋鼎という青銅器。紋様が以前より緻密になってますね
春秋戦国初期(紀元前475年~前4世紀中期)の青銅製の壷類の展示です。形状も以前より精密ですね
春秋戦国初期(紀元前475年~前4世紀中期)の鑲嵌画像紋壷という青銅器の壷 こちらは紋様の写し。
これは中国的というかエジプトや中東の画風っぽいですね。着ている物もそんな感じ
春秋末期(紀元前6世紀初期~476年)頃の交龍紋壷という青銅製の壷。確かに龍が交わってる様に見える紋様です
交龍紋壷の紋様部分の拡大写真 交龍紋壷の取っ手部分。以前は直付けだったけどこの頃はシンプルで可動式
春秋戦国初期(紀元前475年~前4世紀中期)の絡紋扁壷。鎖型の実用的な構造を用いた壷ですね。進歩してるなw
春秋戦国末期(紀元前4世紀~前221年)頃の青銅製の燕王職壷。幾何学的なこれまでにない紋様が特徴的
燕王職壷の紋様部分の拡大写真 下部には漢字らしき彫り込みがあります
春秋戦国末期(紀元前4世紀~前221年)の盉という水壷類の展示 こちらは春成侯盉という青銅製の水壷
春成侯盉の口の部分。堀が細かいですね。鱗があるから龍がモチーフ? こちらは足の部分
細かい点で模様が作られているのも以前の青銅器には見られない特徴ですね